
さて、今回は都知事選候補者(令和二年六月現在)、堀江貴文氏の満員電車解消政策について考えてみましょう。ソースは著書「東京改造計画」ではなくYouTube「ホリエモンチャンネル」のこちらの動画。本とは違うところがあるかもしれないけど、ご了承くださいね

満員電車解消か……。実現すれば、色々つっかえるみひろには朗報かもしれないわね

気をつけてますから! 先輩こそ、背が小さいから毎日もみくちゃにされているんじゃないですか!?

ふふ、私は隙間にぴったりと入り込むわ。表面張力が弱いから浸透しやすいの

洗剤ですか。まあそれはともかく、議員を見てみましょう

行政の民間企業への介入

真っ先に懸念されるのは、行政の民間交通機関への介入です。価格決定権(商品の価格を決定する権利)は経営権のうちで最大のものの一つ。これを都に口出しされるのは嫌でしょう。訴訟に発展する可能性もあります


いくら選挙で選ばれたとはいっても、堀江さんの一存で民間企業の自由競争に介入するのはやり過ぎだと思うわ

そこで都議会の出番です。満員電車の解消という公共の福祉のため、都条例によって価格を決定するのであれば問題は少ないでしょう。例えば「都条例によって民間交通機関の団体を作り、その団体が価格を決定する」という施策を追加してみましょう


気づいている人も多いと思うけど、これはいわゆる談合、独占禁止法違反になるわね。この施策に反対するなら、こんな信条・事実を付け加えればOK


さすがに法律違反はいけないですよね。じゃあどうすれば……?

これまでの議論をまとめると、価格設定における各交通機関の裁量権はとにかく保証しないといけない。一方ピークタイムの開始・終了時間については都で決めても良さそう。みひろ、これをアクション(信条・事実と施策のセット)に置き換えてみて

ええと、ピークタイムは都が決めて、その時間帯は各会社の判断で通常運賃よりも高くすること、という都条例を作ればいいのかな? 咲良ちゃんの言ったこと、そのままですけど

そうね。議員を更新してみましょう


こんなところかな。おさらいになるけど、都民が直接議論するのはここまで。具体的なピークタイム設定や適切な運賃上昇範囲、予算などについては、立法提案者(行政に関する民間シンクタンク)に提案させて、コンペを行い決定します。運賃の上限を定めた鉄道事業法との兼ね合いとか、複雑な問題もあるからね
そもそもなぜ回りくどいことをするのか

そうだ先輩、私良いこと思いつきました! 時差出勤させたいなら、それをそのまま都条例にすればいいんじゃないですか? こんな風に


うん、発想は悪くない。ただこれは自治体の仕事を大幅に増やしてしまうね。都内の全ての企業や学校を監督するより、民間交通機関だけに対象を絞った方が効率的よ


あ、そっかあ

でも積極的な姿勢は素晴らしい。この調子でアイディアを出していこ!
抵抗

さて、結構トントン拍子に決まってきましたが、もしこの都条例が制定されれば、どうなるでしょうか

まあ、ピークタイム運賃を下げるために、通常運賃を下げる会社が出てくるかもね。それが自由競争だし

そうすると、デフレ圧力がかかって各社の運賃が連鎖的に下がってゆくかもしれない。新規参入が困難な事業だから、あまり無茶なことにはならないとは思うけど、それでも交通機関で働く人の給料には影響がでるかもしれません

今までであれば、いろんな団体が政治家に圧力をかけて、そういう法案を通さないようにしていたわね。政治家も自分が失脚のリスクを負うのと、サラリーマンや学生が苦しむのを天秤に掛ければ、後者を選ぶと思うわ。君子危うきに近寄らずってね

えーっ、なんでですか。むかつきます!

政治家だってただの人間でしょ。まあ自己犠牲をバカにしてきた戦後教育のせいかもしれないけど

それでも過度な自己犠牲は、自分でやるのも他人にやらせるのも慎むべきです。そういうことは仮想議員に任せましょう。交通機関の従業員の給与低下については、別の仮想議員を立てて議論しても良いですし

そうそう、副作用として、「会社や学校の対応コストがかかる」を入れさせて。まあ補助金を出したりして補償するとかが考えられそうね。皆さんの方で副作用の軽減方法を考えてみてね。最後に全体図を出してここでの議論をまとめましょう

まとめ

これまでさらチャンネルで紹介してきた政策に比べて、検討のしがいのある提案だと思いました。ただ、一番最初の提案のままだと、行政が民間に口出すな、と一蹴されてしまいそうなのが難点です

どうせなら最後までの議論も一緒に提示してくれれば良いのにね。堀江さんにはいまいちやる気が感じられないのよね

都議会と協力してやっていかなくてはいけないのに、本人の態度がマイナスになりそうです。今回のまとめ

みひろがちょっと成長したのも個人的には嬉しかったかな。ではまたお会いしましょう
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